header_info.jpg 高知県立のいち動物公園
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2歳の誕生日をむかえるまで

*はじめに
*生後日数0日の日記

*人口哺育について考える

*1歳の誕生日をむかえるまで

*2歳の誕生日をむかえるまで

*食べる


 1歳の誕生日をむかえた後、ミルキーのサポート環境は大きく変わりました。脳性麻痺など障がいのある子供たちを支援している専門家の方々に協力を依頼しました。
生後49週から新たに理学療法士の高塩純一氏(びわこ学園医療福祉センター草津)に毎月1回の発達検査に参加していだき、日常のミルキーの療育方法についてアドバイスをいただきました。さらに身近なサポート体制も整えました。生後53週からはミルキーの状態を定期的に診断していただくために松本務医師(あおそら診療所高知潮江)に、週1回のセラピーのために作業療法士の高橋一郎氏((資)オファーズ訪問看護ステーションおたすけまん) に協力していだきました。毎月の発達検査の結果をふまえて日常の療育方法を検討、検証する。週1回のセラピーを通して細やかな対応する。初めてのことばかりで戸惑う機会が多々ある中で、専門家の方々のサポートはミルキーにとっても、私たち飼育係にとっても大変心強いものとなりました。

                

(生後403日 部屋を改修した。)           (上が目の深い人工芝、下が普通の人工芝)


経過観察するなかで分かったことはミルキーは体の左右両方に麻痺があり、右側の麻痺が強いということです。使いやすい左手足を中心に使うことから左手で出来ることを増やす。それと平行して右側の強化する。そして、出来ることを増やしミルキーの基本的な生活力を向上させようと目標を立てました。そのためには自発的に楽しく取り組む(遊ぶ)ということが大切です。色々試しながらミルキーの自主性を尊重して遊び方や遊び道具、接し方を考えました。これまで同様に動きを支援するための生活環境作りも継続しています。生後58週には手狭になったケージから卒業して広い寝室での生活がスタートしました。まだ足の踏ん張りが弱いミルキーは足が滑って思うように動けず、最適な床材を探しました。目の深い特別な人工芝を敷くことで解決しました。手すりを取り付けては外し、また取り付ける。体の成長により出来ること出来ないことが変わるミルキーに合わせて工夫をしていきました。
    

(MyTobiiで視線の確認)             (ダブレットで動画を見せる。)

 

(高塩氏からマッサージを受けて笑うミルキー)

 

 生後58週には高塩氏によってMyTobiiという装置を使った視線の検査を行いました。若干の見えにくさがあるようでした。画面に映る映像を食い入るように見つめ、時には左手を伸ばすことがあったのでタブレットで似たような動画を映して自発的な手の動きを誘発する取り組みも行いました。麻痺している部分に感覚を入れる(刺激を入れる)方法の指導を受け毎日取り組みました。マッサージしながらスキンシップしている時のミルキーはいつも笑顔で幸せそうで

す。

  

 

子供は「遊び」の天才です。次から次へと遊びを生み出していきます。作業療法士の高橋氏には、それらの遊びの中から適切な関わり方を探して指導していただきました。楽しく遊んでもらえる高橋氏のことをミルキーも信頼して積極的に関わります。生後84週を過ぎると体のバランスが良いときは四足歩行が出来るようになりました。まだまだ最初の1〜2歩のみですが大きな進歩です。この頃になると、よりダイナミックな遊びを求めるようになりました。そこで屋外の施設や物を使った遊びをどんどん取り入れていきました。

    

(高橋氏とダンボールで遊ぶ)             (屋外の脚立で遊ぶ)


このように沢山の人が関わり、皆に見守られてミルキーは2歳の誕生日をむかえました。

 

ミルキーが2歳になりました!

※ミルキーの最新の情報は「ミルキーFacebook」にて公開中です。


 

 

 


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