header_info.jpg 高知県立のいち動物公園
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あしかの赤ちゃん
ashika01.jpg 人工哺育までの経緯
今年の春、妊娠していた2頭のアシカより、それぞれ元気な赤ちゃんが無事に誕生しました。今回、初めての出産となった8歳になる<サラ>お母さんは、今年の5月頃からお腹が大きくなりはじめ、6月13日に男の子を出産しました。
生まれた赤ちゃんは、すぐに母乳を飲み始め、順調に育つかと思われました。ところが、翌日より様子に変化があらわれました。赤ちゃんが乳頭以外のところを吸い付くようになったのです。生後3日目には、体が細くなり元気もなくなってきたので、母親からミルクが十分出ていないと判断し、人工哺育を行うことにしました。
ashika02.jpg 6月16日
人工哺育を行うため、母親から離し、哺育場所へ移動した。数回、担当者の指に吸い付き乳首を吸うような仕草をし始めるが、なかなか飲んでくれない。
6月17日
哺乳開始時はエプロンにたらしたのを吸って、それをきっかけにほ乳瓶の乳首に吸い付いて(自力で)飲み始める。
ashika03.jpg 6月18日
食欲が低下し、元気もなくなってきたので、カテーテルでミルクを与えた。
ashika04.jpg 6月19日
食欲が出てきたので、ほっとする。整腸薬をミルクにまぜて与えた。
6月21日
お腹が張っていたので、ミルクの量を制限した。また、便秘気味なので、腹部のマッサージを行った。
6月24日
便が軟らかかったり硬かったり一定しないので、胃腸運動の調整薬を与える。
6月30日
食欲が旺盛となり、ミルクは数分で飲み終えるようになる。
ashika06.jpgashika05.jpg 7月4日
食欲はあるが、まだ下痢は続いている。
ashika12.jpgashika07.jpg 7月11日
腸の動きがずいぶん良くなってきた。
ashika09.jpg 7月17日
寝室内に小さなプールを設置する。暑いためか、プールをよく利用し、そのままプールの中でお昼寝をする。便の状態が良くなりはじめる。
ashika10.jpg 7月21日
与えたミルクはすぐ飲み干してしまう。便の状態も安定している。あま咬み行動が時折見られるようになる。
ashika11.jpg 8月3日
台風の影響でできなかった日光浴を久しぶりに行ったら、とても喜んでいた。ミルクの時間が取材と重なって興奮したのか、ミルクの飲みが悪かった。
8月4日
一回にたくさんミルクを飲むようになったので、今日からミルクの回数を6回から5回に減らした。それでも、まだまだ手がかかる。
ashika13.jpg 8月16日
大きなプール(160×70×50cm)を準備した。泳げるようになって嬉しいのか、ミルクの時間になってもプールから出てきてくれず、この日はミルクを飲ませるのが大変な一日になった。
ashika14.jpg 9月19日
今まで飼育していた検疫棟から広い保育棟に引っ越しした。ここでは外の様子が見えるため、目に入るものには何でも興味を示し、ちょっとしたことでも興奮してミルクを飲まなくなる。またミルクを与えるのが大変になった。
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