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ブチハイエナの飼育日記|生後日数55から82の日記
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聖なる昼  12月23日/生後日数82

宣言通り、食べ物の話しです。

 

12月23日、動物園では動物たちにクリスマスケーキのプレゼントをおこないました。

食性に合わせて、果物を飾ったり、サツマイモでクリームを作ったり。

 

ハイエナにも今年初めてケーキを作りました。

こちらです!!

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…はい、肉です。肉ケーキです。

鶏肉をバラの花に見立ててみたり努力はしたのですが、若干気持ち悪い感じになってしまいましたね。

 

反応はと言うと、展示場に出るとまず、いつもより多いお客さんに驚いていました。

しばらくすると、エナはガラスの近くに置いた“ブッシュ・ド・ミート”に気がついたのですが、子どもはまだお客さんの多さに落ち着きません。

あっという間に無くなってしまうことを心配していたのですが、この日この時間に初めて外に出た親子は、マーキングに忙しく、2個目3個目のケーキにはなかなか気がつきません。

クリスマスケーキプレゼントのスケジュールはこの後も、マレーグマ、ビントロングと続いているために、お客さんは徐々に減っていき、結局3つのケーキに気づいたのは、展示場に出てから10分以上経ってからでした。

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更に子どもはケーキをほどんど食べず、ケーキの下に敷いたササの葉っぱに強い関心を示していました。

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思惑通りにはいかないものです。

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ブッチーには、ケーキのかわりにおやつの肉を。 

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メリークリスマス☆

母さんいいから  12月22日/生後日数81
また食べ物の話しです。

 エナは出産後、1ヶ月ほどの間エサを食べるスピードがゆっくりになっていたので、

「コレは子どもにエサを食べる時間を与えるために、本能的にエナの食べるスピードがゆっくりになっているのでは?!」と当時、

淡い期待を寄せていました。
  小学生の時にドキュメンタリー番組で見た、“エサを食べる子を眼を細めて見守るチーターの母親”みたいな光景が、

2kgの肉を30秒で食べるブチハイエナでも見られるのではないか、と。

 実際は出産後1ヶ月を過ぎたあたりからエナのエサを食べるスピードは、グングン上がり、

子どもがエサを食べる頃には、通常のスピードに戻っていました。

 そして子どもが肉を食べ出した現在は、完全に競い合っています。
横取りこそしませんが、2kgの肉は20秒くらいでエナのお腹におさまります。

なんなら出産前より早くなっています。

 ブチハイエナには「母さんいいから、おまえお食べ」的、行動はないようです。
そもそも群れで生活している動物なので、そんなことしていたら群れの他の個体に取られちゃうんですけどね。

 まだ子どもの栄養源は母乳が7割くらいを占めており、

最近まとまった授乳は、朝起きてすぐと夕方エサを食べた後というように決まっているようです。

授乳の回数は以前より減り、その分1回の時間が長くなりました。

長い時は30分近く授乳しています。

途中でエナが立ち上がると、子どもは、「ピーピー」泣いて、戻って座るよう催促しています。

明日(12/23)は親子にクリスマスケーキのプレゼントをしますので、近くまた食べ物の話しをお届けすることになると思います。


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「そっちの方が、大きくないかい?どれ、ちょっとみせてごらん。」           「その手は桑名の焼きハマグリでい!」

骨だけ愛して 11月27日/生後日数56
再びエサを食べ出しています。
しかし、馬肉や鶏肉はほとんど食べず、豚の骨にだけものすごい執着を見せます。
顎の力はすでにブチハイエナの片鱗を見せており、骨にかみついたらエナに振り回されても離しません。小さな歯でガリガリ囓っています。
やっと画像が撮れました。
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巣穴の外へ 11月26日/生後日数55
訓練は休園日におこないました。
エナも屋外に出るのは約2ヶ月ぶりです。
屋外展示場へ出る扉を開けるとエナは子どもを置いて走り出ていってしまいました。子どもは扉が開いたことにおびえて寝室の奥に座り込んでいます。
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エナは大興奮で展示場内を走り回り、あちこちにマーキングをしていましたが、ふと思い出したようで「しまったしまった」といった感じで子どものところへ戻ってきました。
しかし子どもの様子を確認するとすぐにまた外に出て行きます。
すると置いて行かれた子どもは今まで聞いたことのないような大声で「ウーーーーオッ」と鳴き、エナを呼びました。エナは飛んで戻ってきましたが、子どもを確認するとまた外へ。


イヌやオオカミは上に向かって鳴きますが、ハイエナは大人も地面に向かって鳴きます。なぜでしょうね。

子どもが呼び、エナが戻るをしばらく繰り返し、扉を開けてから15分ほどした時に、子どもは意を決して、しかしへっぴり腰で外へ出て行きました。
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外に出てからも子どもは同じところを行ったり来たりしており、なかなか行動範囲が広がりません。今度はどうやら土の地面に警戒しているようです。寝室も屋内展示場も地面はコンクリートです。土や草は踏んだことがありません。結局土の上に降りたのは訓練を始めて1時間後でした。またしても腰は引けています。
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エナは子どもが躊躇していると鼻先で軽くおしりを押したり、くわえて少しだけ運んだり、子どもの初めての訓練を上手にサポートしていました。

見守るエナ
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見守るエナ
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「エ〜イじれったい」
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今回の画像を見て、「子どもはオスだ」と思われた方もいらっしゃると思いますが、これでもまだオスとは限りません。外見上明らかにペニスとおぼしきものがメスにもあるのです。故に子どもの性別はまだ不明です。
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訓練も終わり12月からブッチーとエナ親子が交代で屋外展示場に出ています。
天候や親子の体調によっては中止することがあります。
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