header_info.jpg 高知県立のいち動物公園
icon_blog.png飼育日記一覧
レッサーパンダみたらしの子ども成長日記

*71日齢

*49〜62日齢

*12〜33日齢

*0〜6日齢、出産前


7月17日にみたらしとカイ君の間に1頭の子どもが生まれました。
当園でのレッサーパンダの繁殖はカイちゃんが生まれたとき以来、12年ぶりです。
生後3ヶ月頃までは巣箱の中で過ごすレッサーパンダは子どもの様子を皆さんにご覧頂くことができません。そのため展示までの成長の様子をこちらでお伝えします。

7月17日(0日齢) 生まれている?
出産の数日前から時々巣箱に入っていることがあったみたらし。この日は朝から巣箱にこもったきり全く出てきません。巣箱から「ピーピー」とわずかに子の鳴き声が聞こえますが、極まれにしか聞こえない上に声が小さすぎて確信が持てません。出産直後のレッサーパンダはとても神経質、ましてみたらしは初産なのでなおさら刺激しないように、作業は最低限にとどめておきました。

7月23日(6日齢) 生まれている!!
6日間、相変わらず細い声が時々聞こえるだけで、子どもの気配は感じ難く、担当者たちは「生まれています!!」と断言できない日々が続いていました。数日が経過し、落ち着いてきたみたらしは徐々に巣箱から出る時間が長くなってきました。そこでみたらしを隣室に移動し、リンゴを食べている隙に巣箱の中を覗いてみたところ、子どもが巣箱の中で丸まって眠っていました。安心したとともに飼育係の同僚にも胸を張って「レッサーパンダが生まれている!!」宣言ができた日でした。

mitarasi01-01.jpg



B.C.5ヶ月
出産に至るまで担当者一同、みたらしの妊娠・出産に確信を持てなかった理由は、発情期のみたらしとカイ君の様子にありました。
出産からさかのぼること5ヶ月、レッサーパンダの発情期である2〜3月にカイちゃん、みたらしはそれぞれ発情が見られた時にカイ君と同居をしていました。カイちゃんはこの5年、毎年カイ君と美しいフォームの交尾をするのですが、カイちゃんが高齢のためか今年も妊娠には至りませんでした。

mitarasi01-02.jpg
カイ君とカイちゃん


みたらしとカイ君を同居した際にはカイちゃんとカイ君の間では見たことがないくらい情熱的なじゃれ合いを繰り広げていました。これは期待がもてる!と思っていたのですが、いざ交尾となりカイ君がマウントしようとするとみたらしは仰向けに寝っ転がってしまい、理想的な交尾の姿勢にはなりません。レッサーパンダは倒れ込むように交尾をすることもあるそうなのですがそれにしても、みたらしが受け入れ姿勢を取っているようにはとても見えず、カイ君が何十回とマウントを試みていましたが、担当者たちが「これはイケた!」と思えた交尾は一度も確認できていませんでした。そのため今季はダメかもしれないと思っていたのです。

mitarasi01-03.jpg
カイ君とみたらし


B.C.3ヶ月
ところが4月頃からみたらしはエサの量を変えていないのに体重が少しずつ増え始めました。しかし、まだ疑いは晴れません。なぜならレッサーパンダには偽妊娠があって、この時期メスは妊娠していなくても体重が増える傾向にあるためです。実際みたらしだけでなくカイちゃんもこの時期から体重が少しずつ増えていました。

B.C.1ヶ月
みたらしの乳頭が少し大きくなっています。陰部の形も変化が見られますし、腹部が少しふっくらしているようです。しかし、まだまだ疑いは晴れません。偽妊娠でも腹部や乳頭の形に変化が出ます。何よりこれまでカイちゃんで同様の変化が見られて「妊娠だー!」と宣言した挙げ句、空振りになった過去があったため、この時点でも私たちはまだ半信半疑でした。
しかし、妊娠の可能性を捨てず、7月からはみたらしを単独飼育し見守ることにしました。
そして7月17日私たちの思いを良い方に裏切って、みたらしは出産したのです。

*71日齢

*49〜62日齢

*12〜33日齢

*0〜6日齢、出産前

main_03.jpg
icon_blog.png飼育日記一覧