header_info.jpg 高知県立のいち動物公園
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セネガルショウノガンの自然育雛

*2020/7/27〜


2007年の飼育日誌で「セネガルショウノガンの人工育雛」について紹介しましたが、今回は自然育雛について紹介します

7月27日:産卵日
 セネガルショウノガンは、国内ではのいち動物公園でしか飼育されておらず、現在オス4羽、メス1羽、計5羽の群れで暮らしています。
 唯一のメス「黒」は、ここ2年間は無精卵しか産卵せず、推定24歳と高齢のため有精卵を産むのは難しいのではと思っていましたが、産卵する度にしっかりと卵を温めていたので、こちらも諦めず様子を見守ってきました。そうして、7月27日に産卵した卵を6日後に検卵(※)すると、血管らしきものが見えます!その後も定期的に検卵すると、黒く丸い胚が成長していく様子が分かりました。
※検卵:卵にライトを当てると中が透けて見え、胚や血管が発生しているかどうかを確認します。

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8月17日:嘴打ち開始
 「黒」が温める卵から「ピュイー ピュイー」と雛の元気な声が聞こえてきます!小さな穴も開いて、嘴打ち(はしうち)が始まりました。


8月18日:孵化 体重36.7g
 朝、ノガン舎へ様子を見に行くと「黒」の周りに卵の殻が散乱しています。無事に孵化したのか緊張しましたが、お腹の下に小さな雛が見えました。まだしっかり立つことはできませんが、ふらつきながらも自分で日向まで移動して、日光浴をしています。この日はまだ卵黄が残っていることもあり、雛が餌を食べるところは観察できませんでした。

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 嘴の先には、卵歯と呼ばれる白い突起があります。この硬い突起で卵の殻を割って出てきます。この卵歯は、成長するとなくなります。


8月19日:1日齢 体重33.3g
 雛の餌は、バッタやミルワーム等の昆虫です。まだ自分で餌をとることができず、母親が運んだものを食べるのですが、この日は「黒」が昆虫類を食べてしまいました。雛のお腹にはまだ卵黄が残っているので、食べなくても大丈夫そうです。

*はじめての出産〜29日齢

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